秋田民俗芸能伝承館、金子家
こんにちは。こんたくです!
今回は、秋田市民俗芸能伝承館『ねぶり流し館』と
その隣の『旧金子家』をご紹介致します!
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まずは秋田市民俗芸能伝承館 ねぶり流し館です
ここは東北三大祭り 秋田竿頭祭りをはじめとする秋田の民俗行事や芸能の保存・伝承、後継者の育成のための練習場として平成四年に建ったそうです。
一階には竿頭に実際を触れることができるホールがあり、
そこには、竿頭、梵天祭り、土崎曳山祭り
が詳しく紹介されております!
二階には
・秋田万歳
・羽川剣ばやし
・黒川番楽
などの無形民俗文化財などに登録されている秋田の民俗行事の展示物があります!
そして、三階にはなんと竿頭祭りのお囃子を、実際に叩くことができる太鼓も設置されておりました!
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ねぶし流しとは??竿頭のこと!眠りを流す???
身についた汚れや悪霊を川に流し、夜には提灯
を高くかざして歩く行事のことです!
古くから悪霊は眠っている間に取り付くと伝え
られる、盆の頃眠気を取り除くために7回水浴
びすることなどもあり、眠り流しと呼ばれるよ
うなり、江戸時代後半には
「眠り流し灯籠」と言われ、
子供や若者たちが長い竹竿に灯籠をたくさんつ
けて、町中を練り回る『竿頭』行事となってい
ったと伝えられています。
明治14年に正式に
「ねぶり流し」⇨「竿頭」
と呼ばれるようになり、
現在では秋田の竿頭祭りとして
全国に知られるようになったそうです!
眠りを流すってところから、
竿頭祭りまでの名前の変遷は
なかなか面白いですね!
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続いて旧金子家
金子家は質屋・古着商を営んでいた商家です
建物の中は薄くら〜い雰囲気で、
当時のまま残っている蔵と
土間や、使用人部屋、
お店を再現した部屋など、
とても勉強になる作りでした!
特にお客様との会話を再現した音声は
こってりの秋田弁で
心あたたまる素敵な会話を聞くことができます
私も音声を聞いて一人でにやけてしまったことは内緒です笑
金子家の大きな特徴は屋根に火災時用の水瓶が乗っかっていることです!
個人的には、火事の時に屋根に水瓶があっても
誰も水を天井からかけられないのでは??
なんて野暮なことを考えておりましたが
イギリス人が、この作りを見て
「とても興味深い作りである」なんて
おっしゃっているようなので、
世界的にも珍しい作りなのだと思います!
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なんとも素敵な
ねぶり流し館と旧金子家でした!
もしお時間あれば、訪れてみてはいかがでしょうか??
【観覧時間】
午前9時30分〜16時30分
【休館日】
年末年始12月29日〜1月3日
【観覧料】
個人100円
団体80円(20名以上)
高校生以下 無料